私は42歳のときにピアノを習い始めました。
それまで楽器とはほとんど無縁の人生を送ってきました。
なぜピアノを習い始めたのかそのきっかけについて書きます。
これから楽器を習いたいとお考えの方の参考になればいいなと思います。
楽器へのあこがれ
私は幼稚園のときにエレクトーン教室に通わせてもらいました。
今思うと恵まれた環境にいたのだと思いますが、私自身が飽き性だったので小学校へ上がるころには辞めていました。
全く弾けないまま辞めました。
そのころの記憶はほとんどありませんが、私が最初に触れた楽器はエレクトーンだったと思います。
中学生のころに「楽器が演奏できる人はかっこいい」というあこがれを持つようになりました。
そして親戚からギターをもらって練習しました。
自分でも恥ずかしいくらい音感がありませんでした。
鳴らした音が高いのか低いのかそれさえ判断できませんでした。
早々に挫折しました。
その後、進学や就職しても「楽器」へのあこがれは持ち続けていましたが、音感がないことを自覚していましたので挑戦しませんでした。
そして私は40代に突入したわけですが、人生半分が過ぎて「あこがれのままで人生を終えたくない」と思うようになりました。
楽器の演奏ができないのは「人生なんか損している」と思うようになったのです。
こうして楽器をはじめることを決意しました。
ピアノを選んだ理由
私の場合、やりたい楽器があるわけではなく「何でもいいから楽器が弾けるようになりたい」という考えでした。
私はエレクトーンとギターに触れてた経験から「ドレミファソラシド」が分かりやすいのは、ギターのような弦を直接操る楽器ではなく、エレクトーンのような鍵盤で演奏する楽器だということを知っていました。
そこで「鍵盤で演奏する楽器」を選ぶことにしました。
鍵盤で演奏する楽器とは、エレクトーン、キーボード、オルガン、ピアノなどです。
鍵盤で演奏する楽器は、ひとりで演奏することもできるし、ほかの楽器と一緒に演奏することもできます。
ドラムやベースなどの楽器は、ほかの楽器と一緒に演奏することはできますが、ひとりでは完結しない楽器です。
私は自分のペースで弾きたい曲を練習したいという思いもあって、鍵盤楽器を選ぶことにしました。
そして私はピアノを選びました。
ピアノを選んだ理由は
- ピアノは歴史が長くて、さまざまな教本があること
- 動画サイトにピアノのハウツー動画がたくさんあること
- ほとんどの曲にはピアノの楽譜があること
などです。
不安は最初のうちに解消
こうしてピアノを習うことに決めました。
しかし不安なことがたくさんありました。
そのころの不安は
- 音楽をはじめるには歳を取りすぎていること
- 音感がないこと
- 手が小さいこと
- 音楽をやっている友達がいないこと
などでした。
それに加えて、仕事が不規則で決まった日時に通えないことも不安のひとつでした。
そんな不安を抱えたまま、近所にある音楽教室に「体験レッスン」を申し込みました。
30分の体験レッスンで「キラキラ星」を教えていただきました。
とても難しく感じたことを今でもはっきりと覚えています。
そのレッスンの最後に、先生に私が抱えている不安をすべて話しました。
そして先生から
- 「音楽をはじめるに遅いということはない」
- 「いまは音感がなくても、徐々に養われていく」
- 「子供でも弾いているので手のサイズは関係がない」
- 「音楽の友達はこの教室で作ればいい」
などを教えてもらいました。
またこの教室では毎週決められた日にレッスンを行うのではなく、先生と生徒が次回レッスンの日時を調整して通うことができるため、仕事が不規則でも安心して通えることが分かりました。
こうして私の不安は、体験レッスンのときにすべて消えました。
そして私は、この音楽教室でピアノを習いはじめました。
その後、電子ピアノを買って毎日練習をしています。
ピアノを習いはじめて約3年が経ちましたが、あきることなく毎日ピアノの練習をしています。
まとめ
楽器をはじめたいと思っている人は、まず自分の不安に思っていることを書き出して、先生に質問してみてはどうでしょうか。
それでも不安が解消されなければ、別の楽器に挑戦してもいいのかなと思います。
やりたいと思ったなら、その気持ちを大切にしてください。
私はピアノをはじめてから達成感や心のゆとりを得ることができました。
私の経験が、一歩を踏み出す一助になればいいなと思います。
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