● 弁護士ビリー・マクブライド

ドラマ

 私はあまりドラマは見ません。
 なぜなら毎週同じ時間にテレビの前に座るということができないからです。
 録画して休日に見る方もおられると思いますが、私の場合休日もいろいろとやりたいことがあるので、ドラマを見て過ごす時間が作りにくいのです。
 そんな私が最近見たドラマを紹介します。

このドラマを見ることになったきっかけ

 先日の休日、知人とツーリングに行く予定でしたが、雨で中止になりました。
 突然時間ができたため、なにか映画をひとつ見ようと思ってAmazonプライムの作品を探りました。
 私は「最後にどんでん返し」というような作品が好きなのでレビューなどを読みあさりました。

 そんなときに「弁護士ビリー・マクブライド」という海外ドラマに出会いました。

 そして一話だけ見ようと再生したのですが、とてもおもしろくて、この日のうちにシーズン1をすべて見てしまいました。

あらずじ

 主人公のビリーは、かつて大きな弁護士事務所で勤務していました。
 ビリーはこの事務所の共同経営者の一人でもありました。
 つまりビリーはかつては大物弁護士だったわけです。
 しかし現在のビリーは弁護士事務所に所属しておらず、酒を飲んで過ごす日々でした。
 
 そんなビリーに「死亡賠償金をめぐる小さな訴訟案件」の依頼がきました。
 訴訟の相手は大手の軍事会社でした。
 そしてこの会社の顧問は、ビリーが以前に勤めていたあの大手弁護士事務所だったのです。
 当初乗り気ではなかったビリーですが、調べるうちにこの会社には何か裏があることが分かってきました。
 そしてビリーは少ないスタッフとともに、大きな弁護士事務所と大手軍事会社に立ち向かうのでした。

面白さ

 このドラマの原題は「GOLIATH(ゴリアテ)」といいます。
 旧約聖書に登場した巨人のことです。
 ダビデ王は子供のころに投石器で石を放ちこの巨人を倒しました。
 このように弱小者が強大な者を倒すエピソードから、この原題がついたのかと想像できました。
 この「ジャイアント・キリング」こそがこのドラマのおもしろさだと思います。

 ビリーはだらしなくて、ドラマの最初は彼のことが好きになれませんでした。
 ビリー役の俳優ビリー・ボブ・ソーントンの演技は素晴らしく、彼の体から酒の臭いが漂ってくるかのようでした。
 しかしその「だらしなさ」は、少し自分と重なるところがあり、徐々に同情的になって見守りたい気持ちになっていきました。
 俳優のビリー・ボブ・ソーントンは、このドラマでゴールデングローブ賞を受賞しました。

 このドラマはAmazonでしか見ることができないようです。
 シーズン4で完結したそうです。
 私はシーズン1しか見ていませんが、時間があれば続きも見たいと思っています。

 
 

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